看護科詳細

外来

診察の様子
 外来看護師は、皆さんが病院に来られたとき、最初に係わる職種のひとつだと思います。

 皆さんに信頼され、安心して医療を受けていただけるよう、『いつも笑顔で』を心掛けています。外来看護師の仕事内容は、主に診療の補助、処置室での採血・点滴、胃腸科検査の介助になります。
処置室
 血液検査や点滴、その他の処置などを行う処置室、診察室の担当では、受け持ち制を取り入れて患者さんとの関わりを深め、治療がスムーズに受けられるように努めています。
 また、適切な処置を安心して受けられるように、親切・丁寧な対応に心掛けています。
内視鏡
 胃腸科検査及び特殊検査の介助も行い、検査を安全に安心して受けていただけるように、充分な説明と声かけをし、心に残る看護を提供できるよう、日々努力しています。
 主な胃腸科検査及び特殊検査は、上部内視鏡検査、大腸内視鏡検査、上部X線検査、大腸X線検査、 腹部エコー、甲状腺エコー、頚動脈エコー、心エコーなどです。

一般病棟看護科

ナースセンター
 病床数は55床あり、看護師と看護補助者が協働しています。
チームに分かれ各チームが連携を取りながら、看護、身のまわりの援助をさせていただいています。
 患者さんが安心して療養できる又、家族の方にも安心して任せていただけるように、入院から退院まで、受持ち看護師が責任を持って看護させていただきます。

3階病棟看護科

ナースセンター
 3階病棟は療養病床と地域包括ケア病床からなる病棟です。 
 療養病床は、比較的入院が長期となる医療を必要とする方 が入院される病床です。
 地域包括ケア病床は、入院後(2階病棟から転棟後)60日以内に退院していただく病棟です。自宅への退院を目指す方が主に入院されています。
  安心して療養生活を送っていただけるように環境を整え、心を込めて看護・介護をさせていただきます。
〈看護師・ヘルパー各1名が受け持ちをさせていただきます〉
 看護師・ヘルパーが協働し、看護・介護を行います。
 看護師は病状に応じ、個別の看護を提供致します。
 ヘルパーは入浴などのケアを中心とした援助を提供致します。

〈患者さん・患者さんのご家族と月1回、必ずカンファレンスを行います〉
 療養病床では、主治医・看護師・MSW(メディカルソーシャルワーカー)等が出席し、病状説明、リハビリ・病棟での様子などをお知らせします。
 病状が落ち着いている患者さんへは、退院に向けての援助・調整等を行います。また施設申し込み、在宅でのサービス利用などのご相談にも応じます。
 地域包括ケア病床でも必要時に医師からの病状説明を行ないます。また、退院へ向け各種相談に応じます。

〈身体機能の維持・向上等を目指し、レクリエーションを行っています〉
 ヘルパーが中心となり、週2回レクリエーションを行っています。身体機能の維持・向上、また他者とのコミュニケーションを図る場として、歌やゲーム、体操などを行っています。
 節分、お花見会、七夕、敬老会、ミニ運動会、クリスマス会など季節のイベントも行っています。


スペシャリストの紹介

認定看護師・専門看護師・認定看護管理者

 当院では、3名の認定看護師と1名の専門看護師・認定看護管理者が活動しています。


認定看護師

☆ 緩和ケア認定看護師

 緩和ケアとは病気の種類や時期に関わらず、患者さんが身体とこころのつらさを和らげ、自分らしい生活を送れるようにするためのケアです。患者さんだけではなく、ご家族もケアの対象です。緩和ケアは、治療のために通っている外来や入院、在宅など様々なところで行われています。緩和ケアを必要としている患者さんやご家族の思いや価値観を大切にし、気がかりや身体とこころのつらさを和らげ、今後の過ごし方など、その人らしい選択ができるよう共に考え、サポートしています。

☆ 皮膚・排泄ケア認定看護師  

 皮膚・排泄ケア認定看護師は、創傷・ストーマ(人工肛門・人工膀胱)・失禁(排泄ケア)の看護を行う看 護師です。創傷は、褥瘡を含めた傷のケアです。皮膚を健全に保ち傷のできにくくなるケアや、傷が治りや すくなるようなケアを行います。ストーマは保有されている方が安心して生活できるように、ケア方法の相談や装具の相談に対応させて頂きます。失禁は便や尿の漏れや、オムツ排泄による皮膚トラブルの予防や改善のケアを行っていきます。その他、巻爪や肥厚爪の爪切りや胼胝(たこ)を削るなどのフットケアも行っています。

☆ 糖尿病看護認定看護師

 糖尿病治療は日常生活そのものが治療の対象となり、自己管理がとても重要になります。しかし、正しい 治療行動を継続していくのはとても力がいることです。患者さんが自己管理される中で、糖尿病が生活を妨げることがないように、医師や各専門職種ともに、あの手この手を一緒に考え、患者さん一人一人に合った治療方法を提案し最適な支援を行います。そして、合併症の発症・悪化を防ぐとともに、その人らしく健やかな生活を継続できるように伴走させて頂きます。


専門看護師

☆ がん看護専門看護師

 がん患者さんやご家族は、がんと診断され治療を受けるなかで、身体のつらさだけでなく、生活に対する 不安や心配、気がかりなど多くの思いを体験されます。そして、治療や療養などの様々な場面において、 意思決定が求められ、気持ちのつらさや不安、迷いが生じることもあります。そのような状況でも、がん患者さんとご家族が、がんと向き合いながら、納得して治療やケアを決定し、自分らしい生活が維持できるよ う支援しています。また、当院のスタッフや地域の支援者と協働し、その人らしさを大切にした最良の医療・ ケアが提供できるよう日々、取り組んでいます。 



認定看護管理者

 私たち看護科は、患者・家族がより良い状況になるようにという視点で様々な取り組みをおこなっています。看護科の理念である地域に信頼される内科専門病院として、患者・家族の視点に立った全人的看護・介護の提供と、時代のニーズ・地域のニーズに応じた良質な看護・介護を提供します。患者・家族の心に残るような看護・介護の実現に向けて、接遇、役割の認識、人間関係や職場風土の構築を意識して、「人として」の部分を互いに認め合い、高めていく努力を続けてまいります。