ロード速度がPVに与える影響を実験により定量化 – イギリスメディア大手The Telegraph社 | Optimizely 正規代理店イー・エージェンシー

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  • 2017年10月05日

ロード速度がPVに与える影響を実験により定量化 – イギリスメディア大手The Telegraph社

The Telegraph社は、161年の歴史を持つイギリスの新聞社です。
同社が現在フォーカスしているのは、デジタル上での、コンテンツ提供・ユーザーエクスペリエンスの改善です。

The Telegraph

トラッキングコードをたくさん導入したいマーケティングチームと、パフォーマンスへの影響を懸念するエンジニアチーム

The Telegraph ニュースサイトの運営では、常に広告チームとエンジニアチームの衝突がありました。

広告チームは「効果計測のために、あらゆるツールのトラッキングスクリプトをページの上に追加したい」とエンジニアチームへ頻繁に訴えます。しかしエンジニアチームは「あまりスクリプトを増やすとロードの遅延やパフォーマンスを悪化させる可能性がある」と及び腰でした。

議論はあいまいなままで決着はつきませんでした。

しかし「ロードが遅延するとユーザーを失う」という話題は
”きっと良くない”、”おそらくたくさん失う”といった
あいまいな会話となり、「実際どれぐらいユーザーを失い収益を失うのか」という決定打がなく、両チームの衝突は決着がつかない状態でした。

ロード時間がユーザーに与える影響をOptimizelyを利用して実験

そこで、The Telegraph社はOptimizelyを利用してロード時間がユーザーに与える影響を実験で検証しました。

Optimizelyで行ったこと

JavaScriptを利用し、わざとロードを遅らせページ読み込みを遅延させる処理を行いました。

  • Variant A: 4秒遅延
  • Variant B: 8秒遅延
  • Variant C: 16秒遅延
  • Variant D: 20秒遅延

そして実験の結果、以下のことが分かりました。

  • Variant A: 4秒遅延 = -11.02% PV
  • Variant B: 8秒遅延 = -17.52% PV
  • Variant C: 16秒遅延 = -20.53% PV
  • Variant D: 20秒遅延 = -44.19% PV

さらに失ったPVと、1PV当たりに見込める広告収益値を掛け合わせ、遅延秒数に対しての損益値を算出しました。
また解析ツールとの連携で得たデータにより、ロードを遅らせれば遅らせる程、再訪率も下がることが分かりました。

リスクを定量的に検討できるように

この実験以降、The Telegraph社では「〇〇秒ロードを遅らせるスクリプトならば、これだけの損益となる」という定量的な話し合いができるようになりました。

今後サイトを良くしていくための参考データを得るために、わざとロード時間を遅延させユーザーのネガティブな反応を観察するという、痛みを引き受けた大胆な実験です。

実際に試して計測してみること、つまり実験以外に、懸念を明らかにする方法はありません。

サイト運営や新機能リリース時の、「本当にこれでいいのかな」「これきっと良くないんだろうな」というモヤモヤした項目を確かめ明らかにする方法は、実験以外にはありません。
実験をすることで、良い悪いという判断を数字にもとづき自信をもって行うことが可能になります。


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