スマホサイトのナビゲーションUI変更テストで 利用率が1.8倍に! | Optimizely 正規代理店イー・エージェンシー
  • 2016年02月02日

スマホサイトのナビゲーションUI変更テストで 利用率が1.8倍に!

今回ご紹介するのは、スポーツウェアの製造・販売を行う株式会社デサント様のコーポレートサイトにおけるテスト事例です。
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テスト概要

デサント様のコーポレートサイトでは、スマートフォン向けに表示最適化を行っており、ページ下部に固定ナビゲーションを表示しています。このナビゲーションの利用率向上を目的として課題の仮説を立て、3つのテストバリエーションを作成しました。

目標と仮説

▼テスト目標(指標)
最重要指標:ナビゲーションメニューの利用率向上)
サブ指標:ECサイトへの送客)

▼仮説
ナビゲーション全体が淡いグレーの色合いなのでユーザに認知されにくいのではないか。
画面下部にあるためユーザに認知されにくいのではないか。

テストパターン

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▼各テストパターンの検証ポイント
パターン1:コントラストアップによる視認性の向上の結果、利用率が変化するか
パターン2:位置変更+UIデザイン変更による視認性向上の結果、利用率が変化するか
パターン3:「パターン2」からECサイトの導線を独立させることで、利用率が変化するか

オリジナルに比べて、ナビゲーションの利用率が約1.8倍に

2週間にわたりテストを実施したところ、3パターン全てがオリジナルに比べて利用率がアップする結果となりました。中でもパターン3は「78.8%」のリフト率で、オリジナルに比べて約1.8倍の利用数を記録しました。

各ナビゲーションメニューのクリック状況

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※オリジナルとのクリック率の比較
◎・・・大幅アップ ○・・・アップ傾向  △・・・微増だが同傾向 ▲・・・微減だが同傾向 –・・・変化なし

利用率が向上した要因

リフト率を比較すると、パターン1<パターン2<パターン3の順に増加しており、
コントラストアップよりも、表示位置の変更もしくはハンバーガーメニュー化することで
より利用率を向上させることが出来る可能性が高そうです。
更にパターン2とパターン3の比較によりECサイトへのメニューは独立させた方が、 総合的に利用率が上がる可能性が高いということも見えてきました。

但し、今回のテストでは純粋に表示位置の変更とハンバーガーメニュー化のどちらがより効いたのかまでは絞り込むことが出来ず、またメニューの見せ方についても、メニューを独立させること自体が効いたのか、ECサイト導線以外のメニューでも同様の結果になるのかについては、再検証の余地が残る結果となりました。

隠れたユーザーニーズの発見

メニューのクリック状況を個別に見てみると、意外なメニューのリフト率が向上している事が分りましたので、最後にご紹介しておきます。

shop一覧のクリック状況

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表のとおりパターン2と3の「shop一覧メニュー」のクリック率が大幅に増加しています。
元々「Shop一覧」は「その他」のメニューとして括られた項目で、一度メニューをタップして展開しないとユーザーに認知されない状態でした。

今回ナビゲーションUIをハンバーガーメニュー化してまとめたことで、メニューの展開率・認知率が向上し、隠れたニーズ(shop一覧が見たい)が顕著化したものと考えられます。

テスト後には必ずフォローアップテストを

イー・エージェンシーでは、テストで得られた知見を元にしたフォローアップテストの実施を推奨しています。

今回考えられるフォローアップテスト

●メニュー要素(数)と位置の再検証
今回の結果から表示位置とメニューの要素(数)の関連性について検討の余地が残ったことから、メニュー要素と位置について再検証を行うことで、効果要因を特定し更なる利用率向上が見込めるのではないか。 

●メニュー内容の検証
今回「shop一覧」のユーザーニーズが高い事が確認できたことから、 ユーザーニーズに合わせたメニュー内容に変更することで、更なる利用率向上が見込めるのではないか。

このように、一定の結果を残したテストについても、過程で出てきた疑問や新たな気付きについて再度検証することで、より正確かつ確実なノウハウを貯めていく事が可能です。


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